芸術 技術 家庭 REPORT
2024.06.07
「芸術 技術 家庭 REPORT」は、芸術、技術、家庭の各教科が日頃どのような授業を行なっているかをシリーズで伝えるものです。第1回は高2年生、美術の授業を扱います。
美術室では生徒が円形に配置されたイーゼルの中心にあるモチーフを真剣な表情で見つめながら、キャンバスに絵筆を走らせていました。まだまだ描き途中のようですが、既に雰囲気の感じられる作品もちらほら。どのような授業内容なのでしょうか。
[授業担当者より]
海城の美術は長年「絵画」を大切にしてきました。高校では芸術選択(音楽・美術・書道)のひとつとして美術があり、主に油画の制作を行なっています。選択科目であることから、生徒の意識も高いものがあると感じています。ほとんどの生徒にとって初めての油画制作となるわけですが、キャンバスの上に筆で塗っていく度に変化する色味に苦戦しつつも、楽しんで描き進めているのではないかと思います。1学期はシンプルな静物画を制作し油画に慣れてもらいたいと考えています。2、3学期はキャンバスのサイズを少し大きくし、風景画に挑戦してもらう予定です。
[生徒の声]
人生で油画を描く機会はあまりないだろうから、これはきっといい経験になるぞと考えて美術を選択しました。実際に描いてみると線というよりは面で表現していくことが多いので、形を見せていくことが難しいと感じます。でもキャンバスに大胆に色をのせていく過程はとても楽しく、芸術!という感じがします。
美術室横のART GALLERYでは昨年度の高校2年生(現高3)が制作した風景画が展示されていました。このスペースでは3〜4ヶ月ほどの間隔で展示替えを行なっており、生徒の作品を鑑賞できるようになっています。